白馬岳 猿倉〜大雪渓
2008/07/12-13
極楽涼夏!!夏は大雪渓、行くなら梅雨どきだ。梅雨でも今回のようにスポット的に土日のみ晴れる時には新潟あたりの蒸し暑い山なんか行ってる場合じゃないのだ。なにより人が少ない。行列のできる大雪渓が、今回道中で会った登山者は数えるほど。ツアーも2,3組。だから人為的落石のリスクも少なくイライラする渋滞もない。さらにこの時期まだ雪渓がかなりの量残るため、歩きにくいガレ場が少ないことと相まって非常にスピーディな登降ができる。繰り返し言おう。白馬大雪渓で夏山を楽しみたいなら梅雨あけ前、7月上旬がベストだ。

猿倉駐車場はがら空き。標高1230m、15:30出発。1500mの白馬尻へむかう

林道へのぼる

梅雨の合間の夏らしい天気。稜線は強風だったらしい。春に結構見慣れた光景

いかにも夏山Joy

金山沢。雪はないが滑ると気持ちよさそうだと思わせる斜面

林道終点16:20 のんびりペースなのはビールが重すぎたか

沢沿いに登っていくと

15分ほどで白馬尻に到着。FOMAも通じます

これが今回の目玉のシェルター、Go-Lite(ゴーライト)のシャングリラ3だ。本体+ポールで1.3kgと超軽量だが4シーズン対応。しかしなにより形の美しさに思わずヤフオクで落としてしまった

一本のポールで立つ。約1.5mの天井と六角錐は居住性が抜群によいし、形状から風にめっぽう強い

今回は専用蚊帳付きシートをセットで持ってきたが、本来は外側のフライシートだけで床はない。なので靴のまま入れるしヘタすると焚き火もできるのだ。4人でも寝られそうだ。

ペグで張るのでこのような岩場では刺さりにくく工夫が必要だ。夏は適度に外気も入ってくるのが実に心地よい

さて明日は大雪渓。だんだんと天気が良くなってきた

13日の朝焼け

5:15出発。なんかの珍しい花が咲いていたので

雪渓歩きのはじまりはいつもどおり

アイゼンをつける

あとは登るのみ

もはやどうやっても滑られる雪じゃないね

大雪渓の急登は2回。二日酔いの頭痛に響くなあ

3号雪渓出合

少し登り2号雪渓出合

やはりこの岩岩感がたまらんね

頂上の左右から2号雪渓と3号雪渓がはじまるのだが、どれなのかな

急登ももうすこしで葱平だ

カシバードで作ってみる。頂上はあそこだ

杓子岳からの小さな落石がひっきりなし

落石が増える

7月末にはここら辺はかなり雪渓なくなってるかな

6:52大雪渓終了。出発して初めて休憩する。雪渓の中では落石の危険が高いのでなるべく休まないことだ。先週と大違いで実に涼しく非常に楽に雪渓登高できた

ここからガレ場の急登。落石に気をつける

杓子岳の前衛峰

大雪渓から小雪渓まで雪がつづいている。しかし40度ほどあり雪渓を登りつめることはできない。ガレ場をのぼる

小雪渓はトラバースするのみ。高度感あり 7:30

まるで写真のような風景の写真

小雪渓をすぎると小屋までまたガレ場の急登がつづくが、小雪渓までの急登よりはずっと楽だ

7:40 お花畑避難小屋跡から。前回はここから一心不乱スパートをかけ村営小屋へ35分で着いた。今回はまわりに登山客もおらずのんびりと静かな白馬を楽しもう

小屋がみえてきた。まだ300mほど登らないといけない

わざわざ書いてある。さては今はやりの名所落書き?花畑さんでも来たのか?なわきゃない

ここまでくると小屋ももうすぐだ。ところどころ雪渓が残っていて実に楽ちん

花畑だ。ミヤマオダマキ?

8:15 村営小屋に到着。出発して休憩含めちょうど3時間。前回ラストスパートで稼いだ時に匹敵する好タイムだ。ハッシーも遅れることなく田中さんも5分後に到着。早く登るにはやはり休まないことだなあ

頂上のガスがはれてきた

杓子岳の頂上に縦走者がいるようだ

頻回に荷揚げヘリ。真下にいると強風でヅラが飛ばされるから注意しないと(誰への注意か)

今日はこちら側から剱立山をのぞむ

頂上へとゆったりした稜線をすすむ

雷鳥君もびーびー鳴いてる

山荘までは15分ほど

さらに登ると2号雪渓の入り口が

雪渓の向こうはほとんど垂直。怖くて近づけません

最初の数メートルを過ぎれば2号雪渓はとてもよさそうな斜面。雪もまだ豊富

わずかな登りで

山頂着 2932.2m 9:13

おそるおそる

のぞいてみるが真下が見えない

小蓮華、栂池方面。スキー場より高い位置で平坦になっている自然園も雪がすべて消えてる

今日は楽勝。頂上は風もありものすごく寒くなってきた。下界は暑いんだろうなあ、うらやましいなあ。ところで石標の陰にここで遭難したらしいヤッケを着たおっさんの霊がはっきりと・・・さみー

9:25下山。ウルップ草はウルップ島など寒冷地に咲いているそうです

雪渓があると下りも実に楽で楽しい。一気に頂上から大雪渓まで1時間でおりる

大雪渓にでるとものすごく暑い。白馬尻にいては信じられないことだが何故か熱気で蒸し蒸し。落石多いなあ

暑いのはイヤだからがんがんと得意のアイゼン走りで下る

温度差でモヤが立ちこめてる

11:10雪渓終点

白馬尻11:20着。山頂から下山は2時間足らず。ヴァームがなんと下界より安い100円!まとめ買いするか、マリリン
ちなみにオイラは今回スーパーヴァームをためしてみた。パイン味でなかなかだが普段の下界の運動くらいだとちょっと味はケイン、いや濃すぎか

涼風が心地よいベンチで生ビール500円を飲みほすと、さらば大雪渓。白馬稜線はガスだ

懐かしい長走沢をわたって

13:30猿倉からおびなたの湯直行
登りは休憩2回のみで山頂までの標高差1500mを登ることができたのはとにかく涼しかったからでしょう。完全な二日酔いでも可能だった要因のもうひとつは、ハイドレーションシステムの導入。とにかくノドが渇いて水を飲むだけのためにわざわざザックをおろす必要がないのは実に効率的ですね。当然休まないでゆっくりでも歩き続けた方がテンポよく早く登れますが、夏山最大の問題は暑さ。先週のような灼熱地獄では30分以上運動し続けるなど到底不可能で、やはり雪が残るくらいの山でないとそうはいきません。逆に頂上稜線ではもう必要ないってくらいに寒く、たぶん10度以下かな、手袋はもちろんフリースが必要なくらいで下手こくと疲労凍死しそうなほどでしたが、登りでの疲労もあまりなかったので迅速に下山でき無事終わりました。下山するにつれとくに大雪渓からは蒸し暑く、もしこの時間に登り始めていたらまたバテバテだったろうと思います。条件のよい山でも朝は早立ちに限ります。