中ノ岳2085m
〜兎岳1926m〜丹後山1809m 十字峡より日帰り周回
2008/10/05
早月リベンジ熱も朝晩の冷え込みとともにややクールダウン、しかし火照った身体をどうしてくれるのとばかりまたクライミングエンドルフィンを求めて登りコースタイム6時間20分、越後では屈指のロング登頂ルート、十字峡からの中ノ岳に挑む。実は無雪期にこのルートを登ったことはないのだった。ちょっと登ってこようかなという山では少なくともこれまではなかった。さらに今は紅葉シーズン真っ盛り、登っておりるだけじゃつまんないのでついでに兎岳、丹後山への極上紅葉ツアーをもくろむ。
標高差1000m2時間一気登り

長岡から一時間で十字峡登山口。標高442m、5時発。まったく独りだから怖い。何がって先日熊にあって以来、中動物とかが怖いのだ。ヘッドライトをつけて登る

すると案の定、急登の先に堂々と道の真ん中カモシカくらいのヤツがライトに眼を光らせてる。ストックに鈴をつけじゃらじゃら鳴らし追っ払う。なるほど修験者の錫杖ってこういう機能だったんだ。それにしてもこの山のすごいところは今ようやくと一合目ってこと(5:34)

ひたすら急登。しかし道は決して悪くない

6:00二合目。まだまだだぷ〜

で、当面みえるピークは日向山という前衛峰。小屋が立ってる

二合目は昔から千本松原と言われてたところ

6:20三合目

日向山にようやくと近づいた感じ

6:35四合目

7:00五合目日向山1560m着。例によって休みなしで一気に登りつめた
天上散策

日向山に立つ小屋

ここでようやく中ノ岳が見えるのだ。すごいでかい。そして紅葉がいい

生姜畑。昔鉱山があって生姜の根のような自然金を産出したと聞いて昔から一度ちゃんと来てみたいと夢見てたところ。期待通り池塘も散在する幻想的なところだった

7:24六合目。順調順調

頂上稜線の前に立ちはだかる小天正。尾根通しに登る

眺望もよく登山道も整備され登りやすい

7:40七合目小天正

そして最後の登りだ

岩肌に紅葉が映える

登り途中から振り返る小天正と日向山

もうすぐだ。今日はいくらでも登れる感じ

8:00見落としそうな八合目は登り途中にある

8:14そしていよいよ兎岳へとつらなる稜線へ飛び出す

ここが九合目になる。頂上までコースタイム20分

あとは頂上までの稜線闊歩。気持ちもかるく

いちおう3時間半を切る目標でスパートをかけついに8:23頂上へ。しかし慌て過ぎて登頂直前でストックを片方稜線わきに落としてしまい回収のため痛恨のロスタイム。急がば回れじゃ

360度展望のよいすばらしい頂上。登り甲斐十分あり

山頂より東側の沢。地図にもあるとおり万年雪だ

避難小屋方面。奧は駒ヶ岳

そして八海山。まるで独立峰だがここから縦走路が連なっている

荒沢岳の頂上が天をつく

8:30に頂上を出発、兎岳への縦走路にはいる。中ノ岳をふりかえる
丹後山への縦走は兎岳までがすべて

向こうの稜線、兎岳はずいぶんと遠くにみえる。いったん1720mまで下ってから200mほど登りかえす。しかしそれよりも下草の刈払いがなくなり道が突然歩きにくくなったのがいやらしい。岩場ではないが、ここからの草付きの下り道こそ最大の注意をもって進むべし

何故ならこんなところで動けなくなったら最後、人も滅多に来ないから絶対助からない。草に隠れ滑りやすくなった道をストックで探りつつ慎重に歩をすすめる

かなり下ったところから中ノ岳

もうすこし下り、鞍部から2つ3つ小ピークをこえながら高度をあげていく。時に風はあるがちょうどよい涼しさで半袖のまま縦走をつづける

まあまあペースで小兎岳の登りにまで来る(9:35)。見た目は気持ちよさそうだが笹藪だ。でも登りは下りよりはるかに安全

うっとおしい笹藪の登りを終えると兎岳への登り。登りもまだまだ全然行ける。盛夏だったらとてもじゃないがガマンならないところだろう

中ノ岳をふりかえるとまた顔が変わってるようだ。岩肌がみごと

荒沢岳への縦走路に合流

10:05兎岳1925m。中ノ岳から約1時間半か。コースタイムは2時間。慎重にきたからな。ここから先丹後山までは刈払いされて歩きやすい

頂上から越後三山。中ノ岳を中心に左大臣の八海山、右大臣は駒ヶ岳

丹後山方面。いったんすこし下るが基本的にだらだら。走って下る

大水上山への登り。これが登りらしい登りとしては最後

10:25着。兎岳からはコースタイムどおり

来た稜線をふりかえる

稜線の東側。草紅葉もきれいで思わず歩を停める

丹後山への小さな登り

利根川水源碑

丹後山へわずか

遠く平ヶ岳だ。今日は曇っているが眺望はすばらしくよい。でも午後には雨が降りそうなので走るようにすすむ

10:48丹後山頂上。登りはじめて6時間でここまできた

丹後山から今日の縦走路をかえりみる。紅葉はすごかったが出会った人もわずか、ほぼ一人きりでやや心細かった天上のプロムナードもまもなく終焉となる

10:50今回はハイドレーションシステムも忘れてしまったが涼しいのでほとんど水飲んでない。食べたのも大福一つとジャムパン一つ。せっかく持って上がった荷物だから、中で休んで梨でも食おう。11:00下山開始

下山ルートと水場への分岐。まっすぐへは巻機山方面へ踏み跡がある。積雪期に一回行ったことがあるが藪漕ぎで行く人もいるんだなあ

その巻機山ははるか遠くに。今さん、ハッシーもいまごろ頂上か・・・

下山路から今日の全ルートがみえる

丹後山の紅葉

下山路も紅葉

そして圧倒的な中ノ岳。100名山は駒ヶ岳じゃなく中ノ岳だと思うんだがな。

丹後山。さっさと下山しようと思いつつ、どうしても写真撮りたくなります

この尾根からは中ノ岳が常時正面に

12:15林道にでた。けっこう急だねえ、この道も。絶対登りたくないってくらい。最後はケガしたくないから休んでゆっくり下りたので1時間以上かかった

三国川渓谷の紅葉はまだまだです

林道歩き。虹の滝。以前は車で入れたこの道もダムができてからか、最近は土砂崩れの危険で通行止め

12:45 30分ほどで十字峡到着。
今日も8時間行程でした。コースタイムだと14時間というが、さすがに誰でもそんなにはかからんと思うよ。とにかく中ノ岳〜兎岳間だね、あえてつらいといえるのは。全然足の疲れがなかったのはやはりダブルストックのおかげだが、これも唯一笹藪に閉口だ。リングが引っかかってどうしようもない(とっちゃえばいいんだよね)。下山時にも非常に楽ちんだが、頻用すると下りバランス感覚が鈍くなるという。介護予防の観点からはよくないようだ。登山道の保全のためにも軽い日帰り登山には使わないようにしましょう。
中ノ岳頂上稜線はとても気持ちよいところ。登りやすい道なので一泊二日でゆったり楽しむのがよいでしょう。