八海山涸沢

2018/01/08(ワシ、ハッシー)

大倉〜四合目1170m〜涸沢滑降

八海山北面への滑降はこれまで考えてきたものの、数年来の寡雪を理由に実行できないでいた。昨日大崎口へと下山途中に見かけた斜面にはまっさらな雪面が広がっていた。今年は行くしかないでしょ
 
9:00 250m
八海山大倉口里宮への入口。ちょうど参拝から戻った地元の老人に出くわし、よく道知ってるなと言われる。
一般道の風穴尾根は長すぎるから地図見て登れそうな尾根をめざし来たのだが、さてはここが登路だったか?


まっすぐに杉林を通り抜けて


9:08 300m
完全に埋まっていない枝沢から尾根にとりつく


藪と急登。それでもこれだけ雪があれば御の字


断続的に激しく急登になるが、ワシらにとってはこれまでの山スキー行よりひどいということはない


9:42 460m
はっきりとした稜線に立つ。展望よく、群界尾根も一部見えてよい偵察台だ


稜線登り。このルート意外にも稜線自体にはナイフリッジみたいなところはない


9:50 510m
ただところどころの段差、地形図には現れていない激急登が数カ所あり雪の性質によっては登高不能となろう



9:57 530m
藪を縫っての急登は大変厳しく時間食うし疲れる。同じような登りが続く


10:18 650m
しかし過ぎるとしばらくは普通に稜線歩き。シールに団子ができた以外は快調にすすむ


10:26 690m
だいぶ暖かい。滑りの雪は望めないね


10:27 同
ここから先710mから750mまで今まで以上の猛烈な急登が待ち構えてる


10:39 740m
藪があまりないのと雪が崩れないからいいものの頻回にキックターンを繰り返し登り詰める




10:53 800m
ここまであがるといったん落ち着き広い台地へ。地形図で840mピーク手前。印象と違い広くてビックリ。和む


11:01 840m
しかしそんな場面はつかの間、ピークを下りいよいよ壁が眼前に。ラスボス登場か


登りにとりつく。最初から普通に急登


だが今日の雪はクトー不要だ。団子出来るくらいだから


11:17 910m
どんどん斜度が増し、オープンバーンに



雪崩れる雪なら絶対に無理だろうが今日はいける。だが警戒忘れずブッシュ帯を縫うようにし先行者のフォールラインには立たない



11:31 960m
きついね〜


11:41 990m
やっと乗り越えて上から見たら垂直の壁


11:48 1020m
さらに続く壁登り


11:50 1030m
右手の沢は亀裂なし、滑れそう


左手の西沢はあちこち亀裂。地形図でも崖マークだらけなので滑ってはならない


上はというとあとわずか。ひたすら急



頑張れ


カモシカラッセルを利用し急登を乗り切る。避難小屋下の展望台が見えてきた



12:00 1050m
ついに登り切って最終ピークに立つ


おお、カモシカ君ありがとう



あとは普通にひと登り



しかもちょうど晴れて来そう


12:26 1170m
やりました。ついに避難小屋着


巻機山展望。ロープウエイで登ればほんのわずかという地点ではあるが、なんという達成感


昨日はみえてなかった八ッ峰がくっきりと


いよいよ滑降だ。しかしちょっと厳しい雪質。ヤマザキ冬のロールケーキ祭りになりそう


登ってきた稜線を俯瞰する。真っ白な三角が1050mピーク



13:11 1090m
小屋直下は表面デロデロになってたので少し稜線をおり、まっさらなバーンへといざ滑降




だが昨日と違いもはやパウダーではない。湿雪が雪崩れていく。数回のターンでフォールラインから抜けてやりすごす



13:16 1020m
さっそくの最大勾配。50度近くありそう。ノドになっているのでまずはスラフに先行してもらいサッと通過だ


サッと。横を向くと体幹が斜面につく



ちょっと斜度も緩みバーンも広がったがここもまぎれなくアバランチシュート。上方からコロコロちいさな雪塊が落ちてくる。
スキー場から出てドロップポイント付近に入り込んでくるボーダーらも多いので怖いところだ


普通にターン可能なので一気にいく。ただし雪が重くてそんなに一気は続けられない



13:21 930m
どうやら稜線直下の壁バーンは抜けたようだ。パウダーだったらここまで一気だったな


そこから下は地形が一定しないデコボコバーン。カモシカ君を発見


どうもありがと




13:25 850m
とりあえず雪質以外は問題ない左岸斜面を滑っていく。比較的オープンだ


降りてきたバーンを振り返る


やがて急斜面トラバースになり行き詰まり対岸へ



13:32 650m
沢床におりてみるが岸壁に挟まれノドになっている。埋まっているようであるが亀裂も見られたので右岸を巻く



13:41 620m
実はカモシカ君の後についていったのだ。またもピンチを救ってくれた。神様か。ともかく無事通過


その後は左岸が開け自由滑降に。しかし雪質が・・・「重くてもう脚が持ちません」


杉林を分ける白帯は切り通しでなく堰堤のある川


13:49 450m
杉林に入る。雪が固まっており昨日と違いむしろこの方が滑りやすい


14:08 250m
右方向へと滑っていき無事到着。途端になんと大雨。神様はやはりいたか。そういえば出がけにここで会った爺さんこそ正体は・・・滑降の快適さは一切なかったがとても楽しい山スキー行だった(1月8日月曜日)

越後三山只見集成図から「涸沢」としたが、現在の下流の名称は柄沢川となっている
 
 間違いなくマニア、というより変質者向けコース。しかし地元民なら興味を持たないワケにはいかない魔力のある裏八海山エリア。今回は登ることができたことだけで十分に満足。その足でスキー場を滑って降りてきてもいいほどの達成感だった(感想には個人差があります)
*我々は登路探求のため登りましたが、こちら側への滑走はスキー場からのアクセスではおそらく厳禁と思われます