荒沢岳1969m

2018/04/01(ワシ、ハッシー、どくたーQ、らがー)

賞味期間が超短い銀山基点となる最後の名山。ようやくと挑戦するチャンス到来。6:44石抱橋780mより出発


雪面に上がる。駒ヶ岳に中ノ岳。気温は上がるが登っているときはうまいこと曇っていて欲しい


蛇子沢(じゃこさわ)沿いに進もうとするとガチガチ急斜面のトラバース続き。沢は出ていて神経使うし足も疲れるので


最初から稜線通しに行くことに。雪消えがもっと遅かったら違ったのかな


何度か上り下りあり、クトー付け替えしながら


だらだらと行くが、展望がよいから許そう


7:39


後方には守門か


板を外すことなく稜線もほぼ一定した登りになり


夏の難所前ーが眼前に1100m7:59


後方右手は未丈ヶ岳。今日もけっこう人が入ったようだ。人気の山になったなあ


もちろんこちら駒ヶ岳も昨日と今日は大盛況だな


だがこちら荒沢岳はたぶんワシらのみ。不気味なまでに沈黙と威厳を保つ。手前がミミズのように細いミミズ沢挟んでミミズ沢尾根


8:13ミミズ沢尾根のひとつ西側の蛇子沢尾根を辿ってきたが1190mで行き詰まる。左へ蛇子沢に入らなくてはならない


一旦ミミズ沢尾根にトラバース。こういう場面でスキーの威力、シールをとればどんな急斜面も一気に渡れる


そこには恐ろしげな光景が広がる。カンカン照りの日中には絶対に飛び込みたくない


だが今は眼下の蛇子沢奈落へと降りる


やたら急な雪付き悪い斜面を横滑りして無理矢理いったが、難なくぴったり二俣へと滑り降りられる緩斜面がある


なんとかかんとか


8:35二俣1060m。一休みして8:43発


これからが核心部。まだ雪崩れそうにないがさっさと行きたいもの。右俣沢をしばらく登り


昼からは危ないな


デブリの合間を縫って。やはり昼からはどうなるか・・


ちょっと広くなった先、左手に




9:06中俣出合。すぐ上に滝が顔を出している。ギリギリ行けるか。だが猛烈な急登


アイゼン、ダブルピックストックでアイスクライミング並みの登り




滝割れは1カ所。デブリが通った跡が硬めの不整バーンでいやらしい




なんとか無事通過9:35 


たぶん核心部は過ぎただろう。1350mからは一気に沢が開けて快適なシール登高




春山らしさ全開。絵になるねえ。しかも途中に熊の足跡あり


こんなに広い沢があるとは下から見てもまったくわからない


当然斜度は徐々に増し


クトーをつかってガシガシ行く。シールが効いてくれるザラメ手前のちょっと緩んだ雪で助かる




みんなもガンガンと。ところがワシ、まもなく稜線へというところで脚がつり出す。なんということ。昨日の守門のせいか


(撮影らがーさん)


10:54這々の体でワシもようやく山頂稜線1890mの縦走路へ到着


そこからは息をのむ大展望。平ヶ岳


灰吹、灰ノ又から上越国境への縦走路


そして憧れの山頂まであとわずか。重い脚を引きずって11:04発


(撮影らがーさん)


ところどころ夏道も出ている。板を担いでツボ足でいくことに


中ノ岳が顔を出す


越後駒も。高度を上げるたびに広がる絶景になかなか先へと足が進まない。疲れもあるんだが・・


裏荒沢もすごく良いバーン。陽当たり良すぎかな。しかし縦走路から何本も滑れそう。泊まりがけで楽しめたらな


山頂間近


11:25ついに登頂、200名山荒沢岳




やりましたねえ


夏の登山路と銀山湖方面


風もなく快適。朝の雲もすっかり晴れてゴールデンウイークの日和


山頂から左俣沢。素晴らしい斜面が広がるがその下は一大デブリランドだ


そろっと行くかね


11:46山頂滑降開始。ひとまず左俣へとすこし高度を落として




樹の合間から中俣へとすんなり入り込める


そこはまっさらの大斜面


おおー


すごいすごい


中俣沢エントリ部を振り返る




これは素晴らしい。シャリシャリの雪も展望も最高ですね




こんなに広々となめらかな沢があるなんて、描いていたイメージと全然違うね


さらに続く


やや重くなってきたが


自由滑降


途中で斜度が緩むのでそれだけ長い距離滑れ、大満足にてメインバーンを抜ける


恐る恐る


12:07下りもやはりここが核心。亀裂をスキーで飛び越え通過。ツボ足でならザイルでないと難しいだろう


この人たち常軌を逸してるよね〜。そだねーたぶんバカなんだね(撮影らがーさん)


滝より下はさらに急、かつ斜面ほぼ完全断裂でいっそう険悪。一気に飛び越えろ。氷結だったらムリ。ともかく無事通過


デブリ帯もささっと通過。やはり午前よりもデブリが増えていた。迅速な行動ができないと危ないところだ


12:20二俣まで来れば安全。湿雪滑降で足も限界にてのんびり休憩し、12:50再出発


ミミズ沢尾根へ登りかえし130mほどだ


グサグサの雪で登りにくい


そして蛇子沢尾根へトラバース大作戦


蛇子沢尾根は崩落寸前の雪庇だらけだったが、1カ所だけうまいことすんなり滑りこめる箇所があった


ああ良かったねえ、素晴らしかったねえ。滑降バーンは一部しか見えないが、感慨深く眺めつつ


その後快適な稜線滑降。登りかえしも意外と少なく1029mの1カ所のみ板を外しただけ。駒ヶ岳の稜線くらいは滑降した感あり


残雪期なら滑ってくれるちょうどよい緊張感ない斜度


誰が言ったか何とも男前の山だ。正面のミミズ沢尾根から降りちゃうと単調そう。蛇子沢尾根を滑るのが展望も楽しい


950mから登路を外れ北西の尾根に滑り込む。こちらは亀裂が目立つが


そのまま森林公園に最短で降りられる


最後まで気持ちよいザラメ斜面で満足。14:25無事帰還(4月1日日曜日)


登頂がメインの山かと思いきや滑りも最高。しかしこの時期の登山者は少なく駒や未丈ヶ岳に比べハードルは高い。難所もありデブリも出やすく、時季外れの寒波などで気温が低すぎると急斜面なので厳しい滑降になるかもだ。シルバーライン開通しての1ないし2週間程度が好機なのかな、やはり
(今シーズンは雪解けが早すぎたことで道路への雪崩の危険が大きく、開通がかえって遅くなったようである)