07/08年シーズンラスト立山スキー 
part1 山崎カール
2008/06/21
二日前に北陸東北まで梅雨入り。7月までは新潟なら雨は降らない。案の定出発の朝は晴天。しかし富山から立山方面にすすむにつれ次第に曇り。下界がこれでは山の上は当然ガスだよなあ。スキーできてもTバーゲレンデ程度かなあ、と不安いっぱい。ただ昨日のライブカメラではガスってなかった。梅雨前線があまり北上してこない限り逆に気象条件としては膠着して安定してるから、ひょっとしたらとの希望もいだきながら、しかしさすがにこう毎回山スキーが晴れ続けるなんてありえないよなあ。

5時半新潟発、ちょうど三時間で立山駅に。8:40のケーブルに乗り込む。往復3780円(JAF割引券)。乗客はすくないがまさか右下はマネキンではないだろう。

我ら以外のスキーヤーはわずか4、5人

大谷

9:50室堂到着。信じられないほどのピーカン!ありえねー!!

モーレツテンションアップ

ターミナルに近接の浄土山方面の広大なゲレンデ。小さく写るのはスキースノボを楽しむゲレンデ派。

直接ターミナルから一ノ越へ向かって歩き出す

雷鳥沢

雄山への斜面

雄山

一ノ越最後の急登から振り返る

一ノ越へあとひと登り

11:00一ノ越到着。ターミナルから45分。槍ヶ岳はみえず。

雄山。気持ちよい晴れ方だ。

しかも無風。痛いほどの日差し

後続の二人は普通に登山者。山スキーヤーは我ら以外にいない

来ねーかなー

来ない。フリーズか

やっと石畳にでたようだが、ここからが実につらい

御山谷方面

浄土山

12:00一ノ越出発。ここから山崎カールに滑り込む

こうトラバースしていく

下に滑降していきたい気持ちをおさえて

雄山の斜面を大きくトラバース

雄山神社を見上げる

標高をあまり落とさないようトラバース

こんな斜面だ。ちょっと先のブッシュがでているところの尾根の向こうだ

山崎カール、盆地のような2530m地点にたどり着く

シールをつけて12:18ふたたび登り始める

ここを登り詰めるのだ。頂上まで標高差約500m。1時間半かな

急斜面がつづくが、ときおり緩斜面ないし平坦にもなりけっこう休める斜面だ

ローソク岩をめざす

13:00最後の緩斜面でちょっと休み、スキーを担いで登ることにする 2740m地点(地図上、山崎圏谷の圏の文字あたり)

最後の登り。きつそー

ときおりガスもでてきてなにやら不穏な雰囲気

こんな雪だからアイゼンはいらんけど、急登でめまいしそう。さっき滑りおりてきたヤツの足跡をたどる。

ローソク岩まできた

みんなも登ってきたな

先行者はここで登りを終えて滑り出したようだ

あとわずかだが斜面はさらに急に。自分でステップを切っていかねばならない

13:30ついに雪渓上部2921m に到達

稜線までわずかだが

ここからは浮き石のガレ場を山頂まで。スキー靴をオープンにして足首を自由にしないと登れない

神社の裏手をのぼっていく

雄山2991m 13:45


御前谷側のカール

ひょっとして今ならあの頂上(3003m)までタダで登れたのではあるまいか?一回も足を踏み入れたことないワシ

一ノ越方面

頂上よりみんなが集まっているところを覗き見る

高度感は抜群だ

山頂を後にまた戻る

そして雪渓上部

いよいよ滑走だ。この最急斜面が楽しみ。ガスも晴れて最高の出だし 14:05

あっという間にドロップしちゃった。先行者はこの岩の陰でスキーを履いてる

2740m地点でみんなと合流

準備して全員滑降開始だ14:15

雪はさすがにこの暖かさでは重め。鳥海の方が滑ったなあ。ときにアイス混じり

でも全然荒れてない

中間のジェットコースター的急斜面。大変楽しい 14:20

宿まではまだまだだよ〜ん

最後の中斜面

滑りきると

雷鳥平キャンプ場につづくブルドーザー道へ合流。段差に注意だ

14:35 あの上からわずか20分くらいで来るんだからすごいなあ

山崎カールから登頂ルート。アイゼンなしでけっこう簡単に登れるもんだ。ローソク岩は宿からも視認できる

Tバーもはやっている。奥のドーム状屋根が今日の宿雷鳥沢ヒュッテに15時着

ヨーロッパ風の午後

至福のひとときだ
雷鳥沢ヒュッテの客は我々のほかには1パーティ2人のみ。男女3名ずつに個室を用意してもらったが1泊2食8700円。

明日はさすがに晴れないだろうなあ。オビ君たち間に合うかなあ。part2雷鳥編へつづく