飛越新道〜黒部五郎岳〜鷲羽岳〜水晶岳〜高天原〜太郎平周回
2017/08/13-15

8/13飛越トンネル〜黒部五郎小舎

4:29飛越トンネル発。軽く雨なのか木々に残ったしずくが落ちてくるのか

最初の登り下りはさほどでないが、やがて泥濘地帯に突入。昨日の雨も影響かたしかにひどい。多少歩きにくくても長靴スタイル

やはり雨っぽいし、鬱陶しく虫がつきまとう。蒸し暑さで不快指数高値にてペース、テンションあがらず。突如「電話OK?」の標識

それを過ぎてすぐに1842m分岐6:08

こんな草原もまともに歩ける場所なく鬱陶しいだけ

埋まっている足がかりの木が滑りやすくハッシーはドボン。ワシはハイパーVソール長靴。この道に対応できるのはこれしかない

こんな道が延々と。よほど覚悟し諦観して挑まないと精神に異常をきたしそうな修行道。6:53鏡池平

7:11やっとやっとで寺地山1996m 早い人たちに抜かされていく。テンション低いワシらはほとんどコースタイム通りでもぐったり

寺地山からいったん下がる。やがて青空とアルプス的景観。こうなるとややテンションアップ7:54

8:00避難小屋にはまだ大勢の声がするから寄っていかない。木道になり泥濘地獄からはどうやら脱出
 

池塘群は良い感じだが、木道以外は道が深く掘れて実に歩きづらい。2160mで長靴デポ。こういうデポ作戦を思いつくのは山スキーヤーの習性?
 

けっこうつらい急登つづき。泥道も少しあり

ときおり晴れる

9:44北ノ俣岳分岐2640m。ここまで長く感じた

やっと安心安全の一般道に出た

薬師沢源頭。水晶なども展望。なるほど予報通り2300m以上は晴れだ。苦労して来てみて良かった

9:55北ノ俣岳

雪消えが遅かったのかお花畑が全開。肌寒いくらいの縦走日和
 

しかしいかんせん今日はお盆真っ盛り。飛越新道ではほとんど会わなかったが、メインストリートは人の行き来が頻繁。10:34赤木岳通過して

静かでないのは苦手とハッシーはさっさと走って行ってしまう。10:53標識のない中俣乗越から100m登って下るといよいよ黒部五郎へ330m登り11:11
 
けっこう疲れたがあとは一定の登りだけ。ペースを乱さずに行こう
 
11:47ガレ場急登になるが一定ペースで登り切り、ついに肩へと
 
荷物はデポせずそのまま登頂12:02
 
12:12すこし休んだらマイナーな稜線ルートを下山する。最初は岩場下降が面倒っぽいが
 
 
滑降シーンを想像しながらカールを望めたり
 
すこし降りれば登山道の脇にずっと花がきれいに咲いてくれている
 
あちらはメジャーな北側カールルート。大勢の人が降りてくる
 
なだらかな稜線の道へと変わり
 
そして稜線が広くひらけると素晴らしいお花畑が。北海道の雰囲気。こんな良いところがあったなんて、おそらくほとんど知られてないのでは
 
 
 
13:24
 
 
最後沢沿いの急下降100mで黒部五郎小舎2350m
 
13:41着。大混雑は仕方ないが一度はそうしてみたかったここに泊まる
 折立での駐車場確保の不安と、それ以上に静けさを求めてのルート選択。しかし前日までの雨も悪かったのか覚悟していた以上にきつかった。下りのことは考えたくない
8/14黒部五郎小舎〜鷲羽岳〜水晶岳〜温泉沢〜高天原
 
夜明け前4:15黒部五郎小舎2350m発。天気が一番良さそうな今日は頑張って足を伸ばすか。まずは2620mまで登り切って展望4:52
 
 
だが三俣蓮華は巻いていこう。決して軟弱なのでなく巻き道行ったことないので。アルプスでは渋滞に遭わないためにも早立ちが必要と認識
 
 
5:11巻き道分岐より薬師岳。このあたりも一度はスキーで来たいものだ
 
5:40巻きの途中から鷲羽岳。日帰りしたとき以来、久々に山頂を踏んでいこう
 
 
5:49三俣蓮華キャンプ場。三俣山荘前2550mで5:54〜6:08朝食を摂る
 
 
 
そして一心不乱に鷲羽岳登り。ここも道がよく整備され斜度も一定していて実に登りやすく、昨日のローペースを反省しグイグイと行く
 
6:55鷲羽岳登頂
 
 
人が多いので水晶岳に向かってすぐに出発
 
 
ワリモ岳へ走るように下って登り7:16通過。天気も良さそう。快調に水晶に向かう
 
 
7:26岩苔乗越分岐を過ぎて裏銀座からの合流手前が雰囲気よいところ7:35
 
 
7:40槍もすっかり現れた
 
7:53水晶小屋より
 
ここまで来ると見慣れた光景。前回は2013年だったか。展望良い平坦な稜線をルンルンと(死語)すすむ
 
だがやはり北ア最奥のラスボス的百名山、そう簡単には陥落しない。最後の登りにかかるときつい
 
8:17水晶岳登頂。黒部五郎小舎からわずかに4時間切れなかったか・・・二日目だし疲れたな
 
 
山頂は狭い。北峰に進んで休憩、さらに北へむかってガレ場を下る
 
赤牛岳まで行くかなと最後まで悩む。しかし赤牛だけ往復する意味があまりない。疲れもあるが読売新道とコミでないと勿体ない感じ
 
9:10温泉沢ノ頭。なのでここから温泉へ直行だ。しばらくのんびりと贅沢な眺めを楽しんだら9:28急下降開始
 
 
ガレ場から滑りやすいザレ。非常に急で下るだけでもそうだが登りはさぞ難儀だろうと思うが、ハッシーはたいして時間もかからなかったとのこと。ああそう
 
 
2870mから2260mまで稜線を一気に下ると沢床に立つ10:19
 
あとは沢に沿って温泉まで行くだけだが、水量が多く何度か徒渉地点を探しながら進む。でも靴を濡らすことはなかった(ハッシー以外)
 
11:02河原歩きに飽きた頃露天風呂に到着
 
露天の他に女性用と隣に男性用風呂も。山奥に有り難いほど硫黄分の濃い白濁泉だ
 
 
登り道17分で高天原山荘着11:21。明日一日で太郎平を回り飛越新道下山はきつめだが、ここにも泊まりたい願望に勝てず終了
 
水晶岳が間近に。水晶ファンにはたまらんな
 
まさに別天地。こんな日がずっと続くといいなあと思わせる
高天原まで来るのはちょっと遠いが、来たはいいがと帰る方が大変という感じ。多くは雲の平から日帰りで往復して入浴していくようだが、汗流した後2時間もまた登る気しない
 8/15高天原山荘〜薬師沢〜太郎平〜飛越新道 
 
天気は下り坂、ほとんど樹林帯のコースで最後に登り返しと泥濘修羅道が待っている。良いことは何もないから早立ち3:19高天原発、急登で4:02高天原峠
 
大東新道を進む。峠から急下降しE〜A沢と明確な5本の沢を渡るが暗いのと道も不明確で徒渉点がよくわからない。4:53C沢

ブラブラのハシゴで沢に降りることが多い 
 
5:17B沢を渡ると薬師沢本流に合流
 
しばらく本流沿いに河原歩き。きれいな水と岩の光景に心も癒やされ、意外にもここの歩きが、時間は食うがこの日一番楽しめた
 
 
5:30A沢通過。ともかくこのコース、時間が早いこともあるが誰にも遭わないのがとてもよい
 
6:14薬師沢小屋。高天原から3時間。一気に人が増え、休まずそのまま進むが朝食も摂っておらず平気かな
 
 
少し登ったらほとんど木道歩き。カロリーはたいして使わないからどこまで行けるか頑張ろう
 
さすがに太郎平までのラスト350m登りはきついかと思いきや、それほどでなくなんとかなった
 
7:50太郎平小屋。残念ながらラーメンは10時からだったが、雨もまだ降らずゆっくり休んでカロリーと水分補給。ここで下山ならなんと楽なことか
 
 
8:04太郎平発。太郎山を越えれば北ノ俣岳へは緩い登り。割と好きな景色のところだ。正面にはどうやら苦行の尾根が
 
2576mピーク8:51通過、その後は絢爛花畑
 
 
9:10北ノ俣岳手前飛越新道への下降点。ようやくこれで登りは終わり、いよいよ本番だ
 
霧雨っぽくなってきたが、夏の下山に雨具は不要。最初は急下降で一気に長靴デポ2160m地点9:45

本日は休憩一回のみ。試練にも程があるぜよ
 
寺地山へ登り返し10:38、あとは下りだけかと思いきや延々と下り平坦そして登りの繰り返し、泥濘とともに。いい加減にしてと叫ぶこと必至。12:12飛越トンネル着。雨に。
飛越新道、黒部五郎岳稜線コース、温泉沢、大東新道と比較的マイナールートを辿り黒部源流の山々を周回。お盆の時期にもかかわらず一般コースよりは静かな登山ができたと思われる。しかし飛越新道、なかなかのもの。普通の道ではもう飽き足らず、ひたすら苦行を求めたい怖いもの好きにはオススメだ