飯豊山2105m本社ノ沢
2015/05/17(ワシ、ハッシー、下田、新井、*みやぶーさん、*はしけんさん) *熊トレ


今日でラストか、大又沢経由

神社からの極上バーン
ワシらにとっても、そして熊トレチームにとっても往年の課題本社ノ沢へ。通常の年なら旬だろうが、今年の雪解けの早さで果たして行けるのかどうか。いずれにしても平日を休めないワシらには今日よりおいて後もう今シーズンないだろう。強風のようだが、絶好の天候となった

前日からワシらと新井先生と3名にて宿泊。大日杉小屋素泊まり1500円は相当快適だが、カメムシやテントウムシが至る所で冬眠中。掃除してからやっと座れる

612m大日杉5:00出発。いろいろと考えワシらはスキーブーツで登る。前々回の朝日連峰、虎の穴ならぬ狐の穴の修行でそのくらいなんてことないに

5:18ザンゲ坂。いくらでもザンゲするからもうちっと楽に登らしてほしいガッタガタの雪と岩。硬いブーツはここで役立つ

登山道には基本的に雪なし。5:42〜49長之助清水950m
 
御田

6:18雪渓が続いている感じ1190m。板を着けて登ってみる6:37発

ところが50mほど登って雪が途絶えたためまた板を担ぎなおし1280mからやっとスキー登高へ
 

ヤブっぽい感じの急登をひとがんばり、だまし地蔵1409mを巻く7:11

地蔵岳1539m7:32

そこからは今日のターゲットが大きく眼前に。テンションアップ。みんな揃うのを待ちつつ左俣と右俣斜面を入念に観察。風が強いから左俣直登で行こうか
 
 

7:57地蔵岳を夏道尾根通りに少し滑って沢に入るが、いきなり雪切れ。最初からこれではモチベーションの維持が難しいが、そこは今回複数パーティの強い思いがあるからともかく行ってみようと推進力が働く。バケツリレー作戦でヤブの中、板を搬送する図
 
無事突破だ。あとは沢床がどうなっているか8:10

まだガリガリのバーン。かなりの急斜面をぐんぐんずりずり降りていく
 
こんなとこ帰りに絶対登り返したくないよな、という感じ。どうやら大又沢の雪消えポイント
 
閉店ギリギリ
 
無論アイゼンだ8:26
 
 
意外にもすんなり通過。あとはそのまま本社ノ沢へ8:32
 
拍子抜けするほどちっぽけな本社ノ沢出合1130m。いよいよの1000m登りに8:48発
 
すこし登ればオープンな沢に。まったくデブリなどなし9:03
 
こういう沢のシール登高は快適
 
二俣地点1400m
 
左俣に入る。相変わらずデブリも亀裂もなく登りやすい。往年のターゲットに近づいてるという高揚感からか、えらいハイペースである1560m9:36
 
斜度は増す1650m9:48
 
沢の中はある程度上まで登らなければ立ち止まる場所はない
 
ブロックが落ちてるところでようやく落ち着ける1790m10:04、ここで皆が集まるのを待つ
 
 
10:22発。そのまま沢をつめた方が良かったが、右手の尾根へが斜度が緩そうに見え登っていくと
 
雪が途切れ急斜面のヤブへ。アイゼン着けて突破しよう1890m10:37
 
少しのヤブ漕ぎで雪面に出たがクラックあり、急斜面を慎重に通過
 
あとは頂上稜線まで直登。先頭はラッセル気味となりきつそう
 
先頭でなくても、長丁場の最後に板担いでのこの急登はきつい。ワシは疲れか訓練不足か足腰不安定で全然進めず。強風だったら絶対無理だった
 
 
そして頂上小屋が見え
 
稜線にでたとたん猛烈な風。11:15頂上小屋および神社へ到着
 
荷物をおいて山頂へ。風はかなり強いが気温が高めなのか陽射しが強いのか、悲壮感は全くない
 
写真だけ見ると夏山JOYだが、カツラなんか簡単に飛んでしまうくらいの風
 
そして念願の登頂11:35。大変な場面もあちこちあったがいいペースだった。その分すごく疲れたけど・・
 
大日岳をバック
 
北股岳方面
 
小屋に入らなくても風さえさければ十分暖かく、ワシは大の字に寝転んで日なたぼっこというか日焼けごっこ(?)を満喫。昼食後いよいよ右俣の滑降へ12:20
 
そこは登ってる時からすぐにでも飛び込みたかった間違いなく素晴らしいゲレンデだ
 
 
一気に行こう
 
 
 
けっこうな急斜面だが全然感じさせないワイドさ
 
 
 
すごいすごい
 
最近の山事情からは信じられないまっさらバーン
 
 
 
勿体ないくらい
 
 
どこまでも縦溝も大きなクラックもデブリもなしの完璧ザラメ。今シーズン一番の残雪スキー
 
石転ビ沢と違い、落石もないのが超快適。地蔵岳さえなければいつでも来たいところ
 
 
左俣と合流。ここだけデブリあり
 
緩斜面を思い思いにのんびり滑りつつ
 
何度も何度も斜面を振り返って、終点大又沢出合へと
 
 
13:08登り返ししたくなかった大又沢の登り返しへ。帰るのに他に手段はない
 
登り返し途中から
 
雪消えの核心部を過ぎたらシールで登る。世の中で何が一番つらいかって山スキーのロングコース最後に大きな登り返しがあることだろう。ブヨもうるさく地獄でしかない
 
ヤブもこえてやっとやっとで地蔵岳の稜線1490mへ14:08
 
 
左俣に直登トレースがくっきり。人間の足は偉大だなあ
 
地蔵岳をトラバースして一休み
 
ヤブに絡まれながら尾根を下る
 
まったくストップスノーにならず、ブナ花粉症も終息か?1190mまで快適滑降にてスキー終了14:55。あとはゆっくり山菜などを少しいただき下山。16:02大日杉へ。トータル11時間
 
何かが冬眠 →それはまさに冬眠鼠
距離よりも高低差。重荷を背負っての雪壁登高。沢通過の見極め。強風。ヤブ。そういった多大な苦労に見合うだけの素晴らしい山スキーコース。数年前からあこがれていて、昨年は夏山で大日杉から登ってみた。どうも大日杉に来ると前夜飲み過ぎてしまうのか、その時も今回も非常にきつかった。だが熊トレにも所属するメンバーがいたため合同の山行となり、的確なルート判断と慎重な行動と、なによりモチベーションの維持につながり無事大成功をおさめたと言える。皆さん本当にありがとうございました。それにしても一度知ってしまったら最後、またどんな苦労してでも行きたくなる。このところ飯豊朝日の魔力に完全にはまりつつある