仙丈ヶ岳3033m・戸台〜丹渓新道
2015/09/20(ワシ、ハッシー)

世間はシルバーウイーク、しかも完璧高気圧圏内。どこに行っても大混雑間違いなく駐車すら難しいだろう。誰も登らなそうなコース、そして最近のマイブーム伊那側基点の南アルプス峰。地図を見ていてはじめて知った仙丈ヶ岳丹渓新道。調べるとそれに取り付くにはバスで途中下車という方法もあるが、昔からの林道が戸台川に沿って北沢峠直下の丹渓山荘という登山基地に通じるという。今では林道は崩壊し山荘も廃屋だがビバークで使えるらしく、なんとも不気味というか不思議なスポットだ。俄然興味が湧いてきた
 
戸台登山口駐車場標高1020m5:15発。ゲートを出るとすぐに林道は川となっており徒渉必要。また林道に戻るがかなり荒れている
 
5:30ひとつめの堰堤を林道が越えていくと
 
突如林道は断絶(右手ブッシュからの崩落部分)し徒渉を余儀なくされる。バイクなど使えるのは歩いて15分程度、しかも急な登りだから全くの無駄
 
基本、右岸の林道跡を辿って行くことに。岩壁に流れが迫るため徒渉数回。浅くて危険はないが確実に靴を濡らすので沢用の足回りがよい
 
ワシはサンダルに軍足を被せる戦法。これが一番軽いしテント履きにも使えるからね。5:58白岩が前方に
 
6:15林道で白岩堰堤を通過。ここから先は徒渉なし。つまりはここに沢靴などデポするというのもありだろう
 
崩れた林道を進むと第二堰堤
 
6:22第二堰堤をこえる階段
 
その後は広い河原歩き。ほとんど道はなく石だらけ。歩きづらいし軍足が破れちゃう
 
第二堰堤後は水流なくどこでも歩けるが、左岸に渡り進むと自然に第1号床固を越えていく6:43。この間に釣り師数名が追い越していった
 
少し河原を歩いた後、比較的はっきりした登山道へと
 
高山が見えてきた
 
7:15角兵衛沢出合
 
おそらく古来からの登山道。南アルプスらしさがこんなところからもある
 
7:27熊ノ穴沢出合左岸1340mに幕営。荷を軽くしていよいよ丹渓新道へ向かおう。8:05発
 
戸台川を渡り
 
8:31丹渓山荘跡に。いや、このまま進むと北沢峠である。間違えたのでいったん引き返し
 
藪沢を徒渉。沢靴から履き替えたため徒渉地点がなかなか見つからず、しかも誤ってストックを流れに落っことすなどして時間を食ってしまう
 
ともかくやっと渡れて丹渓新道へ取り付く1440m8:56
 
 
急だがよく踏まれ登りやすい道。9:15二合目
 
9:35スーパー林道1770mへ飛び出す
 
休憩後、道路を渡って階段が丹渓新道となる
 
 
 
ひたすら単調な登り。晴れる予報が、まったくガスって展望もなくつらいというか眠いだけ。整備され歩きやすいことだけが幸い
 
 
11:38独標2639m手前
 
そこからは稜線ぽくなり変化ある道に
 
12:01、8合目2716m
 
そこには登山道を遮って鹿よけネットあり
 
12:06
 
12:13馬の背。普通この名称を用いる場合、狭くて両側が切り立った稜線というイメージだがここは違うようだ
 
12:20馬の背ヒュッテへの分岐。本日はじめて登山者に出会う。しかも一気に大勢。歩き始めて7時間になり相当くたびれた。何とか飯をノドに通す
 
今までも決して悪いとは思わなかったが、それとは一線を画して超整備された登山道を小ピークに緩く登るとちょうどガスが晴れてきた。やったね、素晴らしい12:40
 
仙丈ヶ岳はこのカール展望あってこそだと思う。昨年地蔵尾根からのときはまったく展望なし。リベンジ成功って感じで嬉しい
 
さてもうひと頑張り
 
だが相当脚にきてる。やっとやっとで仙丈小屋2880m12:55
 
さらに登って地蔵尾根分岐2940m13:03
 
山頂から降りてくる高齢者ハイカーらが頑張れもうすぐだと励ましてくれる。相当バテバテに見えてたのかと恥ずかしくなる。1000m余計に登ってますアピールしたい
 
まあ人目はどうでもいいが、カールもきれい、山頂も近いのでしっかり歩んでいこう13:06
 
仙丈小屋
 
でも世の中にはさらにバテバテの人もいるもので2,3パーティを追い越した
 
 
そしてついに
 
13:16やりました。バスなんか使わないぜ〜。きっちり2000m登りワイルドだろう〜と声に出して言いたいところだがやめておいた方がよいだろう
 
 
北岳も一瞬晴れてくれた

カールと仙丈小屋。甲斐駒はガス晴れず

13:33下山開始。小仙丈ヶ岳を経て北沢峠へ一気だ

小仙丈ヶ岳へはごくごく軽い登りあり

東カールもきれい

14:06小仙丈ヶ岳。登らず巻くことも可能

歩きやすい道、登山者を追いぬきどんどんと下る。ワシらは北沢峠で終わりじゃないから

15:04山頂から1時間半で北沢峠。コーラ200円、ビール350cc500円は良心的。コーラをいただく
 

それにしても北沢峠は大賑わい。山小屋はすべて要予約で当然満杯。だから帰りのバス待ち行列がすごい。そんなの関係ねーのワシらは3分ほど車道を下り大平山荘への近道

15:23大平山荘

丹渓山荘へと下る道。最初は緩く
 
そしていきなり八丁坂という急下降が続く。しかしどこも道は非常によく
 
 
あっという間に丹渓山荘16:16。ただし山荘手前だけがちょっと道が不鮮明。下りを中断しいったん右手尾根へ登り気味で回り込む
 
16:19戸台川

こちらからは徒渉の心配なく幕場へと戻れる。水を汲んで16:47着
甲斐駒仙丈という超メジャースポットなのに、古の道を自然とじっくり向き合い歩くことで昔ながらの登山をしている気分に浸れた。これこそ南アルプスにまで来た意味、山へ踏み入れることの醍醐味だ。かなり疲れたがこれで仙丈ヶ岳へのすべての登山道を踏破したことにもなり、嬉しさ楽しさの思い出はさらに膨らむ
明日はここから南アルプス最難所へ